カーシェアリング 個人 デメリット 。最近、カーシェアリングが熱いっ!というような特集をテレビやインターネットで良く見るようになりました。カーシェアリング。つまりは自分の車を他人にシェアさせる。貸し出すことですよね。
自分が車に乗っていない日、時間帯に他人に車を貸し出すことによって、その対価として金銭を受け取り、その金銭を車のローンや保険等に充てることで、車の保有に関するコストを下げることが出来る。ということですが、こんなの貸し出す側はメリットどころかデメリットだらけな気がするんですけど、ナゼこんなに人気があるのでしょうか?不思議ですね。
個人のカーシェアリング について
カーシェアリングでも、BtoB若しくはBtoCなら理解できます。業者がやるのであれば、そもそもカーシェアリング用の車を仕入れてくるだけですし、自分の車じゃないですから愛着なんて無いし、さらにグループ会社にリース会社やレンタカー事業、ディーラーがあったりなんかしたら車を相当に安く卸すことも可能ですし、事故や故障、ちょっとブツけたとかのトラブルにも対応できますしね。それが仕事ですから。
でも、CtoCについては私はまったく理解できません。個人間カーシェアリングだなんてメリットどころかデメリットだらけじゃないですか。むしろ、デメリットしか思い浮かばないんですけど。個人間カーシェアリングによって、受け取った金銭を車のローンなどの維持費に充当するとのことですが、そもそも知らない人に自分の車を使用させるというのは怖くないですか。
自分の車がどんな扱われ方をするかわかんないですし、山道とか行ってガンガンにブレーキ踏まれたりしても、ブレーキパッド代なんて請求できないですよね?そんなふうにめっちゃ手荒に扱われたら受け取る対価以上に損をしそうです。
ある個人間カーシェアリング会社のHPのよくある質問コーナーに、
Q:車の修理が必要な場合は?
A:原則としてお客様同士での問題解決をお願いしております。
そうきますか。これはちょっとズルくないですか?この業者はカーシェアリングの場を提供するだけで「手数料」を取り、トラブルのリスクはすべて貸し出す側に負わせようってことですよね。めっちゃトラブルになりそうですね。そもそも相手が車をブツけてしまったり、擦ってしまたりした時に、相手から自分で代金を回収するなんて、気の小さい私にはとてもできません。相手から修理代を回収できない可能性もありますし、リスク高すぎじゃないですか?
他にも、
Q:クルマの返却後、シェア中に付いた傷・汚れを発見した
A:事実確認のために、ドライバーに直接ご連絡をお願いいたします。お客様同士での問題解決をお願いしております。
「あなた、私の車をブツけましたよね?修理代を払ってくださいっ!」これを自分で知らない人に言わなきゃいけないんですか!?相手に「私じゃありません!」とか言われたらどうするんでしょ?泥沼の戦いですか。私はとても言える気がしません。

貸し出す側のメリットが見いだせないかな
私的にはリスクが高すぎて、貸し出す側の個人間カーシェアリングにメリットなんてとても見いだせないんですけど、ぞれは私の頭が悪いだけで、個人間カーシェアリングには私の知らない素敵なメリットがあったりするのかな?逆に誰か私に教えてほしいです。
どこかでちょっとくらいブツけてもぜんぜん問題ないような安い車を買ってきて、それを貸し出すことで利益を得ようというのならちょっと面白そうではありますけど、自分の大事な車を個人間 カーシェアリング に貸し出すのは絶対に止めた方が良いですね。リスク高すぎです。なにかあったときのヘコみ具合はぜったいにハンパないと思います。
逆に借りる側からしたらカーシェアリングは良いシステムだとは思うんですけどね。ちなみ、ホントかどうかわかんないですけど、個人間カーシェアリングで1番人気なのはBMW3シリーズらしいです。「駆け抜ける喜びっ!」BMWを借りようだなんて人は走りたい人ですから、けっこうハードに扱われたりしちゃいそうですね。欧州車は維持費が高いですよ。

カーシェアリング 個人 デメリット
個人間カーシェアリングのマッチング会社は基本的に賃貸者と賃借者とのマッチングの場を提供しているだけであって、その後のことは知らないですよ~でも手数料は頂きますね的なところばかりですね。
結局、何かあったらリスクはほとんどが貸出者にかかってくる。みんなそんな重大なコトを理解して利用しているのかな?ちょっとした小遣い稼ぎでやるつもりがトラブルに発展して訴訟問題になることだっておおいにあり得る案件ですよね。リスクヘッジじゃないですけど、私的には危ういものには近寄らない方が良いかなという結論に達しました。そんな簡単に儲かるような上手い話はあるワケがない。必ずリスクはあるものですよね。君子、危うきに近寄らず。ってやつです。
カーシェアリングした車両が売却された事件
2018年、カーシェリングに出した車が売却されるという事件がありました。
・「印鑑証明を取り交わしたい」
被害者の男性は、2018年2月に、トヨタのヴェルファイアを購入。3月から、個人間カーシェアサイトを通じて、貸し出しを始めた。「ゴールデンウィーク中に借りたい」と、警視庁府中署に横領の疑いで逮捕された24歳の男性が現れたのは5月だった。
「サイトの決済で利用できるクレジットカードを持っていない」と話した容疑者は、サイト経由でなく、個人間取引を持ちかける。契約の金額は、サイトで設定していた1日あたり1万5千円より5000円ほど高い2万円。被害者の男性はゴールデンウィーク中に利用予定がなく、サイトを通すより高く貸せると考え、契約書を作り、取引に応じた。その際、容疑者は不思議なことをいったという。
「身分確認や契約が確かなものであることを証明するために印鑑証明(印鑑登録証明書)を取り交わしたい」。応じた男性は、容疑者と印鑑証明を交換した。これが後日あだとなった。
・情報公開請求で転売判明
容疑者は、貸し出しの約束期限を1週間から2週間弱に延長したが、期限が来ても、車を返しにこなかった。「友人の見舞いにいくことになった」「留学中の彼女に車を買ったと嘘をついたために、嘘がばれないように貸し出しを延長してほしい」「車を大破したので買い取りたい」。容疑者は、次々に延長を申し出てきた。
男性は、エンジンを始動すると自身に連絡が来るようにしていたが、容疑者の言い分と食い違うところが多い。不審に思い、7月、千葉運輸支局に情報公開請求して車両の登録記録を取り寄せると、車の名義が、見知らぬ千葉県内の中古車販売業者に変更されていた。
驚いた男性は、弁護士や警察に相談。警視庁が捜査を進め、容疑者が、中古車販売業者との間に立っていたスリランカ人の男性に350万円で転売していたことがわかった。そのスリランカ人男性が、名義となっていた業者に420万円で転売していた。
貸し出し延長を求める理由は全て嘘だったとみられる。容疑者は10月、横領の疑いで警視庁に逮捕され、12月に同容疑で起訴された。警察は「はじめから転売目的だったのではないか」と指摘したが、詐欺での立件はされなかった。また、2月3日の時点で、業者や間に入ったスリランカ人男性については、刑事事件とはなっていない。
とても大きな事件だったのでニュースにもなりましたが、こんなものは氷山の一角で大なり小なりカーシェアリングに係る事件は発生しているのでしょうね。