ミニバンの比較 最低グレード での比較です。最近、周りの友達が結婚やら子供が出来たとやらでミニバンに乗り換えるということが多くなってきました。私もヒマなので、試乗についていったり乗ったりしているうちにこーゆう車も良いものなんだなと思い始めてきました。
ミニバンの比較 最低グレード
TOYOTAのヴォクシー(ノア)、日産のセレナ、HONDAのステップワゴン。7人乗りから8人乗りの車で価格と使い勝手を考えると、まずこの3台ですよね。ミニバンを購入するうえで重要なのは「広さ」、「快適さ」、「安全性」ですよね。
私がミニバンを購入するのなら最低条件は、『サイドカーテンエアバッグ』これだけは必須ですね。なんで日本ではすべての車に標準装備にしないんだろう?外車だとほとんどの車が標準装備となっているっていうのに。って、とても不思議に思います。横からの衝突ってめっちゃ怖くないですか?
外観
ヴォクシー
めっちゃイカツいですね。威圧感ありまくり。ヴェルファイアの小っちゃいバージョンってかんじ。カラーもヤバイです。ブラキッシュアゲハブレーク、イナズマパーキングブラックガラスフレークだのなんかよくわかんないけど、めっちゃ強そうな色。イナズマとかついてるし。

最近のTOYOTAさんは攻めてるなー。相当にエグいデザインの車が多いですよね。でも、そーゆうクルマが売れる時代なんですね。
セレナ
Vモーショングリルの今風な顔つきですね。洗練されてるってかんじ。これはもう完全に好みだけど、ヴォクシーやステップワゴンに比べると未来感があるかな。まさに新しい車っ!ってかんじ。
そういえば昔、新しい車の夜明けぜよっ!とかなんとかのCMの車があったようななかったような。なんて車だったかな。
ステップワゴン
ノーマルのステップワゴンはイカツさ皆無。優しいかんじですね。なんでこんなフロントフェイスに?って思うけど、それはTOYOTAさんと逆なことをやらなければいけないってかんじなのかな。

SPADAは一転、めっちゃイカつい。久々にカッコ良いと思えるHONDA車が出てきたなーってかんじ。ただ、値段が高すぎるんじゃない?ちょっと値段設定が強気すぎなかんじ。アルファード、ヴェルファイア、エルグランドの最低グレードと同じくらいな価格ですもん。SPADAにするのなら、アルファードにいったほうが良いんじゃない?って思っちゃう。
7人乗りと8人乗り
私は断然、7人乗り派ですね。やっぱり2列目シートはキャプテンシートが座り心地が良いですもん。8人乗りもたくさん人が乗れるので良いなとは思うんですけど、3列目に行くために、3列目シートをはねあげなきゃいけないのがちょっとメンドくさいかなって。7人乗りなら2列目シートの隙間から3列目シートへ行けます。ちょっとのことですけど、これはメリットなんじゃないのかな。
安全装備
ヴォクシーの安全装備
ヴォクシーの「トヨタセーフティセンスC」は人を感知できません。自動ブレーキも速度30km以下でしか作動しません。これはちょっとオマケ程度に付いている安全装備ですね。あまり実用的ではない感じがします。こんなの付けても付けなくてもそう変わらない。ヴォクシーはただの「セーフティ・サポートカー 」です。Sもベーシックもワイドもつきません。
アルファードやヴェルファイアについている「トヨタセーフティセンス」は人も感知できます。自動ブレーキも80kmまで作動します。なんでヴォクシーのマイナーチェンジの時にこれを装着しなかったのかな?価格が高くなるのをイヤがった?天下のTOYOTAさんなので、安全装備はもっと積極的に装着していってほしいですね。
セレナの安全装備
セレナ の「プロパイロット」は人も感知することができます。これだけでヴォクシーよりも性能が上ですね。ちゃんと「セーフティ・サポートカー Sワイド」だし、性能は良さそうですね。後発の強みかな。
ただ、上級グレードにのみオプションでつけられるってかんじなので、実質的には装着されていない車の方が多いんでしょうね。なんで下位グレードにはつけられないんでしょ?不思議ですね。命に係わる安全装備なのに。
ステップワゴンの安全装備
HondaSENSINGは「セーフティ・サポートカー S <ベーシック+〉」を下位グレードにも装着できます。これは良いですね\(^o^)/他社との差別化、HONDAさんの強みはここかな。
最低グレードでの比較
それぞれの最低グレードは、
車名 | グレード | 価格 |
ヴォクシー | X | 2,466,720円 |
セレナ | X | 2,489,400円 |
ステップワゴン | B・Honda SENSING | 2,455,920円 |
さすがライバルの3台、価格はほとんど一緒ですね。
ヴォクシーの良いところと悪いところ
良いところ
- LEDヘッドランプ
- SRSカーテンシールドエアバッグがオプションで装着可能
- 両側パワースライドがオプションで装着可能
悪いところ
- エンジン始動がボタンではなく昔ながらのキー差し込み
最低グレードで「LEDヘッドランプ」なんてヴォクシーはスゴイですね。サイドエアバッグもオプションではありますけど、装着できるのでまぁアリかな。悪いところはヒドいですね。今ドキもうすでに軽自動車でもエンジンをキーで回すなんて車そうないんじゃない?さすがにヴォクシーでこれはマズいでしょ。オプションでスマートキーに出来るけど、37,800円です。
セレナの良いところと悪いところ
良いところ
- デザイン
悪いところ
- ハロゲンヘッドライト(オプションでもLEDにできない)
- リモートコントロールエントリーシステム
- 両側ワンタッチオートスライドドアをオプションでも装着不可
- ボディーカラーが高くない?
- プロパイロットがオプションでも装着不可
- SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステムがオプションでも装着不可
悪いところだらけですね。セレナもヴォクシーと同じで最低グレードだとエンジンをキーで回すタイプになります。でもさらにヒドいのが両側オートスライドドアがオプションでも選べないってとこかな。だって、こーゆうミニバンを欲しがる人っていうのはオートスライドドアは当然に欲しがる装備なんじゃないのかな。それを両側オートにしたかったらグレードをあげてくださいっていうのは、なんかイヤだなぁ。
そして先進安全装備!と銘打っている「プロパイロット」はオプションでも選べません。SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステムもオプションで選ぶことすらできません。なんなんですかね、これは。ウーン、前にスカイラインに乗っていた身からしたらこの日産セレナのヒドさはキツイですね。日産好きだったのにー。後発なのにナゼこんなことに?

これらのオプションを装着したいと思ったら上のグレードであるハイウェイスターなんかにしないといけないんですが、そのグレードでこれらの安全装備を装着するのならエルグランドに手が届くくらいなビックリな値段になっちゃいますね。
ステップワゴンの良いところと悪いところ
良いところ
- HondaSENSING標準装備!
悪いところ
- サイドカーテンエアバッグシステムが装着不可
- わくわくゲートがない
- 電波式キーレスエントリーシステム
- 両側パワースライドドア装着不可
せっかく最低グレードでもHondaSENSINGが標準装備なのに、なんでサイドカーテンエアバッグシステムがオプションでも装着できないんでしょ?それらがあわさっての安全装備なんじゃないのかなー?あと、ステップワゴンの特長でもある後ろから乗り込めるという画期的な「わくわくゲート」が最低グレードだと無い!っていうのも不思議ですね。
最低グレードで一番お得なミニバンは
最低グレードで買うのなら私的には「ヴォクシー」で決まりですね。やはり、ミニバンに求められる安全性「サイドエアバッグ」と快適性「両側パワースライドドア」がオプションでも装着できないセレナとステップワゴンは、それだけで選択肢から外れちゃうのかなって思います。
最低グレードでもそれらのオプションを選ぶことが出来るTOYOTAさんがスゴイのか、日産さんとHONDAさんがダメなのかわかんないですけど、最低グレードでの比較ではTOYOTAさんのヴォクシーが完全に上ってかんじかな。
それならセレナとステップワゴンの上のグレード買えば良いじゃんっ!って話なんですけど、日産セレナで上位グレードにするとオプション付けたら軽く300万円越えちゃいます。セレナで350万円ホドいっちゃうのならヘタしたらエルグランドの最低グレードとそう変わらなくなるような気がするし、同じようにHONDAステップワゴンを上位グレードのSPADAなんかにしたりしたら、車両だけで300万円ちかいし、オデッセイが買えちゃう。それなら上級車種のが良んじゃないっ!?ってなっちゃうし、そんなふうに考えたらどんどん高くなってっちゃう。それなら最低グレードをとことん安く買って、長く乗る方がお得なかんじがするかなーなんて。
番外編:タンク(ルーミー)とソリオの比較
5人乗りスライドドアの意外とありそうでなかったニッチなコンパクトカーです。色んな雑誌や試乗レビューなんかで、「造りは完全にソリオの方が上」というような記事を良く見ます。タンクはパッソベースのプラットフォームを使用。上を乗せ換えただけで走行性能では、グローバルな視点でクルマ作りをしているソリオにかなわないというようなかんじらしいです。
走行性能。大事ですよね。でもそれよりなによりソリオにはサイドエアバッグがありません。オプション設定すらありません。それだけでいくらソリオがタンクやルーミーより走行性能が優れていても買う気にはなれないですね。
なんで安全装備にお金をけちるんでしょ?少しでも車両価格を安くしたいから?エアロとかメッキとかそんなのにコストをかけるくらいなら、その分をサイドカーテンエアバッグなどの安全装備にももっと力を入れて欲しいなぁ。というわけでサイドカーテンエアバッグ が装着できるタンク・ルーミー)」のが良いかな。
番外編2:シエンタとフリードの比較
6人乗りと7人乗りのスライドドア付きのミニバン。この2台を比較して迷う人ってけっこう多いんじゃないかな。

外観
シエンタの方が好きかな。シエンタは外見がホントに個性的。なんかちょっとフランス風なかんじがして私は好きです。逆にフリードはもうまさにミニバン!ってかんじの王道的なデザインですよね。無骨なかんじ。
内装
フリード圧倒的勝利。負ける要素が見当たらないっ!シエンタ完敗です。勝てる見込み0です。シエンタの内装ではフリードに全く歯がたちません。フリードの方が確実に上質感が上です。フリードを見てからシエンタを見ると質感にガッカリします。
特に「シート」フリードのシートが素晴らしすぎるのかシエンタのシートがショボすぎるのかわかんないけど、シートに関してはフリードの方がはるかに良いです。シエンタの7人乗り(2:3:2)バージョンの2列目シートはちょっとヒドイですね。ふつーのミニバンなんかだと2列目シートは6:4分割シートだと思うんですけど、シエンタの場合は「5:5分割」です。2列目シートに3人が座ろうとするとなんかシートとシートの境目みたいなところに座ることになります。座り心地悪すぎる。
そして、2列目に3人乗車すると片方がリクライニングしたら真ん中の人はマトモに座れません。背もたれが半分なくなります。なんでこんなふうにしたのかな?さらにシエンタは6人乗り(2:2:2)バージョンにしても キャプテンシート になりません。真ん中にドリンクホルダーみたいななんか変なのがあるだけ。
そんなフリードの欠点
シエンタと比較するとはるかに良いフリードですが、フリードにも悪いところが。
フリードの悪いところ
- 上位グレードでなければ、 サイドカーテンエアバッグシステム が装着不可
- 上位グレードでもSパッケージを選択しなければ、 サイドカーテンエアバッグシステム が装着不可
フリードにサイドカーテンエアバッグを装着しようとすると「コンビ革シート」だとか「革ハンドル」だとかいらない装備がたくさんついてきます。なんですかこのオプション商法。フリードにサイドカーテンエアバッグを付けようとするとガソリンエンジン車で最低限のオプションにしても総額290万円近くになります。
ぜんぜん調度良くない。むしろ高すぎ。フリードに290万円だすならヴォクシー 、セレナ、ステップワゴンの方が良いような気がする。ちなみ、シエンタにはサイドカーテンエアバッグだけをオプションで装着可能。総額で250万円くらいに抑えられるかな。
シエンタマイナーチェンジ
2018年7月くらいにシエンタのマイナーチェンジがあるというようなウワサがあります。安全装備に関しては「トヨタセーフティセンス」の良いやつが装着されるかと思いますけど、マイナーチェンジじゃシートまでは変更されないですよね、きっと。
シエンタとフリードどっち?
シエンタはサイドカーテンエアバッグが装着できてガソリンエンジン車で総額250万円ほどに収まる。でも、シートがちょっと良くない。フリードはシエンタより上質だけど、サイドカーテンエアバッグを付けるとオプション商法でガソリンエンジン車でも総額290万円程に。調度良くない、高すぎる。
難しいですね。価格の安いシエンタか価格は高いけどシートの出来が良いフリードか。私だったらフリードかな。長く乗るならシートは大事ですもんね。