スイフトスポーツ(zc33s)6ATの試乗レポート 納車されましたので試乗もかねてのレビューです。
スイフトスポーツとはSUZUKIから販売されているコンパクトスポーツカーのことです。
いろんなメディアで大絶賛されているスイフトスポーツ(ZC33S)。
確かにとても良い車です。
でも、良いところばかりではなくて、悪いところもありました。
スイフトスポーツ(zc33s)6ATの試乗レポート
スペック
スイフトスポーツ | |
全長 | 3,890mm |
全幅 | 1,735mm |
全高 | 1,500mm |
車両重量 | MT970kg/AT990kg |
燃費WLTC | MT17.6km/L AT16.6km/L |
エンジン型式 | K14C型 |
最高出力(kW/rpm) | 103(140PS)/5,500 |
最大トルク(N・m/rpm) | 230(23.4kg・m)/2,500-3,500 |
燃料タンク容量 | 37L |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
コンパクトカーですけど、3ナンバーで燃料がハイオクガソリンというのが特徴かな。
あとは車重が1,000kgをきっていること。軽いですね。
自動車重量税が安くて素敵です。
エクステリア(外観)

カッコ良いと思います。
バーニングレッドパールメタリックブラック2トーンルーフ(D7Z)はとてもキレイな色ですね。
スイフトスポーツの後期型なら2トーンがとてもオススメなかんじがします。
フレイムオレンジパールメタリックブラック2トーンルーフ(CFK)も、スピーディブルーメタリックブラック2トーンルーフ(C7R)もとてもカッコ良いです。
ブラック部分もメタリックだから?か近くで見るとキラキラしています。
インテリア(内装)
この値段のコンパクトカーとしては相当に良い部類に入るんじゃないかな。
黒を基調として、赤をアクセントに。
エアコンもフルオートエアコンなのがうれしいですね。
スピードメーターは260kmまであります。
シートはセミバケットシートみたいなかんじ。私はBMWの528iにも乗っているのですが、
駆け抜ける歓びのBMWよりもシートのホールド感は強いです。
スイフトスポーツの燃費
ハイオクガソリンで街中を走り回って「リッター14km」くらいです。
これだけ元気よく走ってくれる割には燃費が良いんじゃないかな。
走行性能
足回りは相当に硬い
ハンドルはちょっと重めで、足回りはけっこう硬いかんじです。
過去に私が乗っていたV36スカイライン、メルセデスベンツE350、BMW528iのどれよりも足回りは硬いかんじがします。
ダウンサスを入れてるBMW528iより硬いです。
段差があるとけっこう弾みます。けっこうキツい段差だと体が浮かび上がっちゃうかんじも。
スイフトスポーツはリアの足回りがトーションビームなので限界というか、仕方が無いかもしれないですけど、もう少し、しなやかにフラットなかんじになってくれると走りも一段レベルが上がるようなかんじもしますね。
ちなみ、ライバルである「トヨタのヤリス」は4WDを選ぶとリアの足回りがダブルウィッシュボーンとなります。
もしかしたら乗り心地だけならヤリスの方が良いかもしれないですね。
加速性能は良いですね
ふつうに街乗りするだけなら3,000回転までですべて事足ります。
超加速したいときはアクセルベタ踏み。
けっこう速いです。0-100km加速が7秒近くというのにウソはないかんじです。
ただ、回転数の頭打ちが早すぎる感があります。レッドゾーン低すぎないですか。
せっかくウィーン!と気持ちよく加速するのにあっという間にレッドゾーンの手前で頭打ち。
もう少しエンジンが回ってくれると気持ちよさそうなのにな。
ワインディングは素敵です
車重がとても軽い。なのに重厚感がとてもある。
こういうのを剛性感が強いというのかな。安心感はハンパないです。
そして80kmくらい出していてもなんともない。
え、もう80?ってくらいな包まれ感。
曲がる速さもハンパないですね。けっこうなスピードで突っ込んでいっても軽く回ります。
ただ、FFの宿命なのでしょうか。道路上にマンホールなどの滑る可能性がありそうなモノに乗ったときの
ハンドルの手ごたえの無さ。一瞬の不安感みたいなソコが怖いですね。
これはBMWのX1、FFモデルに乗った時も同じことを感じたので、FFの車はみんなそうなのかな。
スイフトスポーツ(zc33s)6ATの試乗レポート 総括
スイフトスポーツの良いところ
- 車重の軽さ
- 加速の気持ちよさ
- コーナリング性能の良さ
- この性能での燃費の良さ
スイフトスポーツの値段を考えたら、よくぞここまでというかんじです。
買って満足することはあっても、後悔することはないようなかんじがしますね。
スポーツカーとしてじゃなく、ふつうに街乗りとして使用してもとても満足度は高いと思います。
スイフトスポーツの悪いところ
スピードメーターの見にくさ
スピードメーターがとても見にくいです。
スイフトスポーツのスピードメーターは260kmメーターなのですが、このスピードメーターが小さいんですよね。
ふつうの180kmメーターの車だとスピード60kmの場合、針はけっこう上の方にあると思うんですがスイフトスポーツの場合、60kmでも針は相当に下の方にあります。
そして60kmから80kmの幅が狭い!とても見にくいです。
260kmメーターにするんであれば、給油メーターをスピードメーターに入れず、もっとスピードメーターのスケールを大きくしてほしいですね。
インフォメーションディスプレイが見にくい
スピードメーターが見にくいので、インフォメーションディスプレイをデジタルスピードメーターにしました。
これで解決じゃないですかと思ったんですが、走行しているとスピードメーターは頻繁に「40km制限」や「50km制限」「追い越し禁止」と勝手に表示が切り替わります。
気を付けて!ってことなんでしょうけど、いやいや私はスピードを見たいんですけどとイライラします。
常にデジタルスピードメーターで固定してもらいたいものですね。
乗り心地が悪い
走行中に不快な突き上げがけっこうあります。
原因はリヤがトーションビームだから?車重が軽いから?
スポーツカーだから仕方ないでしょ?という声もあると思うんですけど、私の過去の車達、、、
V36スカイライン、メルセデスベンツE350、BMW528i、すべてスポーツモードがあり、とんでもなく速い車でしたが乗り心地もとてもフラットで不快な突き上げのない気持ちの良いものでした。
そもそも車両価格が違うので比べるのがオカしいかもしれませんけど、スイフトスポーツはまかりなりにも「スポーツ」を名乗るのであれば、もっと素敵な足回りに出来なかったのかな?と残念に思いました。
発進時のエンジンの一瞬の間
スイフトスポーツにはアイドリングストップは付いていません。のハズ。
なのに、信号で停車して発進しようとするとき、一瞬、エンジンが切れたかのような一瞬の間が生じます。
ブレーキを離した瞬間にエンジンが掛け直って発車するかのような不思議な感覚。
感じるのは私だけ?と思って友達にも乗ってもらったら、やっぱり
「これアイドリングストップほんとについてないの?アイドリングストップみたいな変な間があるね。」と言っていました。
これは相当に気持ち悪いです。
私のスイフトスポーツにだけ発生する現象ならば、壊れてるのならば直してもらいたいです笑